2014'10.17
本当に久しぶりの更新となりました。ずっと放置しておりました。
最後の更新から本日までのことを書いても良いのですが,長いですし,書いてもしょうがないので,あたかも度々更新していたかのように,最近のことを書きたいと思います。ちなみに今日は,日本学術振興会特別研究員,いわゆる学振の発表だったようですね。後輩君から連絡があり,無事に受かったと報告が。正直,こちらも嬉しかったです。進学先についてアドバイスしたり,絶対に学振取りなよーと励ましたりしていたので。
今日は1日,お仕事をしておりました。論文を書いていました。なかなか筆がすすみませんが,少しずつ文章を直したり,つけ足したり,消したりの作業です。昨年は1年間ほとんど研究らしい活動をしておりませんでしたので,リハビリを兼ねて色々論文を読んで情報をキャッチアップしつつやっています。論文を書くのは結構楽しいものです。苦しさもありますが,出来上がっていく嬉しさというのを実感しつつ作業に勤しんでおります。
明日は自分の所属している大学院に顔を出してきます。指導教員に進捗状況を報告したり,事務的な手続きをしなくてはならないのです。
今のところ,目指せ「博士号」というところでしょうか。
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2011'05.22
来月開催されるRを使った初心者のための統計研究会に参加したいと考えております。このような勉強会を初心者のために開いていただけるのは,統計が苦手な私にとっては大変ありがたいことです。開催者の奥村先生には感謝です。 ただし,この日は仕事が入っているので,調整可能ならば参加するつもりです。
以下に内容をまとめておきます。
「第1回心理・医学系研究者のためのデータ解析環境Rによる統計学の研究会」
6月25日(土),国立精神神経センターの奥村泰之さん(http://blue.zero.jp/yokumura/index.html)が主宰する「心理・医学系研究者のためのデータ解析環境Rによる統計学の研究会」が開催されます。参加には事前登録が必要です。会への参加は無料,懇親会は飲食費3500円です。
場所は東京医科歯科大学,時間は15:30から18:00,その後,懇親会が18:30からあるそうです。定員は25名とのことですので,参加申し込みはお早めに。
主なプログラムは,以下のとおり。
・松岡志帆:「初心者による初心者のための『ロジスティック回帰分析』」
・市倉加奈子:「私の研究領域の『ロジスティック回帰分析』」
・奥村泰之:「中級者による初心者のための『ロジスティック回帰分析』」
参加希望の方は,告知'S (http://kokucheese.com/event/index/11317/) にて申し込んでください。
詳細は,pdfで→http://blue.zero.jp/yokumura/workshop/announcement01.pdf
こちらは研究会の趣旨のスライド→http://blue.zero.jp/yokumura/workshop/announcement.pdf
2010'12.07
本当に久しぶりのBlogの日記です。時々,twitter,facebookやmixiは気が向くままに書いていましたが,こちらはずっとサボっていました。自分の中でBlogは日常の中で残しておきたいことの備忘録,教科書のマーカーのような役目なのかなぁと感じています。しかし,これからは気軽に書いていこうと思っています。
さて,最近のことといえば,大学院の新学期が始まりました。今学期はこれまでのようにたくさん授業を取らないことにしました。というのは,今後の研究について練る時間を作りたかったからです。また,これまでの成果を学会誌に投稿していく準備の時間にしようと考えたからです。さらには,臨床のお仕事も精一杯頑張っていこうかなと。そういうわけで大学院の授業は少なめにしました。
他に。ここのところ,中学生の頃から好きで聴いているバッハなどのバロック音楽以外の作曲家の作品を良いと感じるようになりました。これは大きな変化。特にモーツァルト。これまでは,モーツァルトと言うと「いかにも」という感じがして特に好んで聴く曲ではありませんでした。しかし,内田光子さん,フリードリヒ・グルダ,さらにコチシュ・ゾルターンが演奏しているモーツァルトの「ピアノ協奏曲」を聴いたことがきっかけで,すっかりお気に入りとなりました。オススメは内田光子さんの20番,25番。グルダの20番,25番。コチシュの23番です。いずれもYou Tubeで観られます。なお,興味を持った方は,モーツァルトの協奏曲1曲は3楽章編成であるため,1楽章,2楽章,3楽章と続けて聴くことをオススメします。
最後に,今年の夏に投稿した私の論文の審査結果が先日戻ってきました。「修正再審査」でした。つまりは,直してもう一回出してね。ということ再提出です。ま,Rejectにならなかっただけ良いかと,精一杯直して提出するつもりです。というわけで,明日からまた地道に頑張ります。
時が経つのは早いものです。ボーっとしていたら何もせぬままあっという間に過ぎていってしまいます。日々を充実させたいものです。
2010'08.26
何となく中・高時代に聴いていたCDを押し入れから引っ張り出して,iTunesに入れてみた。イロイロと懐かしいCDが見つかったりして,懐かしいような恥ずかしいような。
しばらく眺めていると,音楽と当時の思い出が結び付いて,しみじみ何とも言えない気持ちになってきた。当時の私はかなりの変人だったなぁと。
いくつかインポートしてみたのだが,その中でも特にJ. S. Bachの「オルゲルビュッヒライン(オルガン小曲集)」は懐かしい。
これを聴いて思い出すことは,私が高校1年生の頃だったか,弟の手術のこと。突然のコトだったので,家族全員が本当に慌ててた。私は,特に理由もなく1日1曲ずつコラールを聴くと願掛けして,普段信じちゃいない神様に必死に弟の回復をお願いしたっけな。
「おぉ人よ,汝の大いなる罪を悲しめ(O Mensch, Bewein Dein Sunde Gros)BWV622」は,当時それほど好きじゃなかった曲だけれど,この年齢になって聴いてみて心に響くようになった曲。不思議。
そんな弟も今では病気の再発は無く,毎日元気に生活しています(多分)。
本当に良かった。
これからもこの曲集を聴く度に当時のことを思い出すんだろな。
2010'08.19
最近,何故か今まではちょっと違うタイプの音楽を聴いてます。
お気に入りは,グリーグの「ピアノ協奏曲 イ短調」。
20歳代の頃,一時期こればかり聴いていたことがあったけど,再び。そういえば,当時も今と同じように,今後の自分のことを見直す岐路に立っていたのかも。北欧出身というだけで,涼しい感じも得られるし。特に2楽章が良い。ピアニストについては詳しくないので,ようつべのルービンシュタインだったり,テキトーに色々。皆さんもぜひ,ようつべで聴いてみてくだしあ。
他に,ベートーヴェンの「ピアノソナタ第21番ハ長調Op.53 Waldstein」。
これは今まで何故聴かなかったのだろうというくらい良い。若干飽きてきたほど聴いている。
さて,音楽に関する話題として,聴く音楽によって,自分自身の気分が誘導されるようで。ということは,日常的に現在の気分を考慮して聴く音楽を選択することによって,自分自身の気分を和らげようとする場合もあると思うわけです。心理学では感情と気分は明確に区別され,気分(mood)とは,「日常頻繁に観察される感情であって,比較的穏やかな一時的な感情状態である」ととらえられてます。ちなみに気分一致効果なんていうものもあって,気分と一致した感情のトーンをもった情報が再生されやすいという現象もあります。こんな感じで,気分研究というのはなかなか身近なテーマを実証的に検証しようとする分野で,音楽や香りなんかを題材にしていて面白いのです。
たとえば私の場合,これまではずっと明るい曲,いわゆる長調の曲が好きでした。しかし最近では,何故か不思議と短調,マイナーな曲が少しずつ良いと感じるようになってきました。
そういえば,最近読んだ論文で面白いものがありました(松本じゅん子 (2002). 音楽の気分誘導効果に関する実証的研究 : 人はなぜ悲しい音楽を聴くのか 教育心理学研究,50,23-32.)。この研究では,悲しい時に聴く音楽の性質,聴く前の悲しみの強さと音楽の感情的性格による悲しい気分への影響を調べたそうです。その結果,悲しい音楽は悲しみが弱い時には効果を及ぼさないものの,悲しい気分が強い時に聴いた場合,悲しみを和らげる効果があって,気分に有効に働くこともあることが明らかになったとのこと。
私の場合に話を戻すと,私は悲しい気分にあるわけではないので,この論文の文脈とはちょっと違うかなと。現在は,色々考えるきっかけがあり,自分のことや他人のことをじっくり真剣に考えてみようという時期にあるんですね。何より,上の2曲は悲しい音楽でもないわけで。あ,そもそもワルトシュタインは長調だ。若い頃と比べてうまいと思える酒の種類が増えたように,音楽の幅も広がったということかなぁと。歳を重ねるとはそういうことなんだろうか。
話が拡散してしまったけど,今回音楽と気分というものを考えることになって,音楽が人間に及ぼす影響の大きさが実証的に検証されているところが面白いなと思ったわけです。これまで自分と向き合うことが少なかった私ですが,しばらくこの状態に浸っていろいろと考えてみようと思っています。やっぱり,音楽ってスゲェや。
2010'08.14
一昨日くらいからベートーヴェンのピアノ・ソナタ第21番ハ長調 作品53〈ワルトシュタイン〉ばかりを聴いています。
2楽章から3楽章に入るところなんて本当にゾクゾクする。
これまであまり聴かなかったベートーヴェンを聴いている理由は色々とあるのですが,これまでのことや今後のことを考える際の伴侶が欲しかったからであり,急に頼まれた集中講義のスライドを作らなくてならなくなってそのBGMが欲しかったからであったり。
とりあえず,今困っていることは,本来担当だった先生がおめでたということで急きょ9月始めに未経験の授業を担当することになったこと。事務の方から連絡がきた際に頼まれて断ることもできたのですが,可能な限りの仕事はやってみようと。見返りを求めてない…と言ったら嘘になるんですけどね。って一体,見返りって何があるんだろ。
というわけで,しつこいくらいにワルトシュタインを繰り返して聴いてます。
今のところ,わかったことは,
私はやっぱり「ハ長調」が大好きだということ。
素直で単純なところが美しい。
2010'05.03
今,名古屋のホテルでこの日記を書いています。今日から4日まで名古屋でお仕事なのです。明日から集中講義,心理学について学生さんにお話しをするお仕事なのです。
さてさて,今日のうちに名古屋のホテル入りすれば良いということで,アパートを出たのが7時半でした。名古屋駅に付いたのが23時近くという相変わらず無計画な私の癖は変わっていませんでした。もう少し,前もって予定を立てたりすれば良いんだけれども。
途中,東京駅にある「DEAN & DELUCA」とかいうお店に初めて入りました。そこで便利そうなトートバッグと美味しそうなサラダが気に入り,買うつもりで手にしてレジに並びました。2点合わせて1500円くらいかなと思ったものの,いざ値段を見てみてビックリしました。意外と高いのですね。しかしその後,新幹線の中でそのサラダを食べてみて,納得しました。確かにとっても新鮮で,美味しかったからです。
というわけで,明日と明後日,朝9時から夜7時くらいまで,愛知県の大学で講義してきます。名古屋にいる方でお時間ある方,ぜひ飲みましょう。
それでは皆様おやすみなさい。